公立福生病院(東京都福生市)で
人工透析を中止した女性が
1週間でお亡くなりになったニュースがありました。
人工透析は一度したらやめられないと聞いていましたが・・
どうして病院は人工透析の中止を提示したのでしょうか?
人工透析をやめるタイミングはあるのでしょうか?
調べてみました。
人工透析とは一生の付き合い
1度人工透析をしたら、もうやめることができません。
人工透析を始める原因が慢性腎不全の場合、
失われた腎臓の働きは回復しないので
透析を続けなければならないそうです。
他には、腎臓移植が成功した場合は人工透析をやめることができます。
でも、腎臓移植はすぐにできないのでまずは透析を始める必要があるそうです。
人工透析は辛い?
透析を止めれば延命治療を中止すれば自然に苦痛なく最後を迎えられるわけではありません。
尿毒症の苦痛を理解しない第三者に透析を中止する権利はありません。
最後は地獄の苦しみだったと思います。
患者さんの最後の気持ちが理解できます。胸が痛みます。 https://t.co/srqlUOKbK6— 高須克弥 (@katsuyatakasu) 2019年3月7日
※実際に現場を知り抜いている
「高須クリニック」の高須院長のツイートです。
愛知県にある”高須病院”という総合病院は高須グループのクリニックのうちの1つです。
一度尿毒症になりましたが死にそうになるくらいしんどかったです。それに、体内の水分が抜けないので、常に溺れている状態で呼吸ができなくなってしまいます。生き地獄です。
— ゆっきー@目が見えるって素晴らしい (@utuuutu) 2019年3月7日
人工透析をやめる=ラクに最期を迎えられる
というわけではないのですね。
死亡かじゃないよ💢😠💢❗
死亡するに決まってる。 https://t.co/cCdb2TCZXZ— 高須克弥 (@katsuyatakasu) 2019年3月8日
人工透析を続けるのも苦しく、辛い。
そして、
人工透析をやめたとしても苦しく、
死が近づいてしまう・・
ということでしょうか。
人工透析をやめる時はいつ?
人工透析が辛いもので、
人工透析をやめることも辛く、
死が近づくことだということがわかりました。
それでも、
病院側が透析の中止を提案する状況とは
一体どんな場合があるんでしょうか?
学会の提言では、透析を中止もしくは始めないことを検討できる状況について、全身の状態が極めて悪い場合などに限定。引用元:https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190308-00000077-asahi-soci
今回の福生病院では”極めて悪い状態でなくても透析をしないことを検討し、実際に約20人が透析を選ばなかった”ということが問題視されています。
このことについて福生病院の院長は・・
公立福生病院(東京都福生市)で人工透析治療をしない選択肢を外科医(50)から提示された女性(当時44歳)が死亡した問題で、松山健院長が毎日新聞の取材に応じ、女性のケースについて「透析治療を含め、どういう状況下でも命を永らえることが倫理的に正しいのかを考えるきっかけにしてほしい」と話した。
亡くなった女性について松山氏は「いろいろな選択肢を与え、本人が(透析治療の中止を)選んだうえで意思を複数回確認しており、適正な医療だと考えている」と強調。引用元:https://mainichi.jp/articles/20190309/k00/00m/040/047000c
これについては
めちゃくちゃ考えさせられますね。
というのも私のおじいちゃんも人工透析をしています。
85歳です。
そりゃあ、長生きして欲しいですし、
おじいちゃん本人も
もっと家族(ひ孫)との時間を楽しみたいと
思ってくれていると思います。
それがもし
おじいちゃんが
「人工透析が辛く、やめたい」
と病院に相談したら、
「やめましょう」となるのでしょうか。
そんなことを考えると
おじいちゃんの苦しみを全く無視することになりますが
私は辛く、悲しいです・・
難しい問題ですね。
人工透析の副作用は?
透析中や透析終了後に頭痛や吐き気が起こることがあります。
他にも血圧の変動が起こる可能性があったり、
透析時に血液が固まらないように抗凝固薬を使用するので
出血した際血が止まりにくくなるので注意が必要など、
人工透析をする上で副作用や気をつけなければならないことがいくつかあります。
人工透析はいろんな副作用があり、辛いものだということがよくわかりました。
ですが、それでも生きて欲しい。家族はそんな思いが強くなってしまって当然なのではないでしょうか。
そこで延命が正しいか?
論理的に考えてください。と言われても
論理的にはなれないな・・と思ってしまいました。
まとめ
人工透析をやめる提案についてはいろんな意見があります。
とても難しい問題ですね・・
亡くなった方のご冥福をお祈りいたします。
最後までお読みいただきありがとうございました。